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序 / 誕生 / Hollywood / デビュー・アルバム / |
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| 〜序〜 『アイルランドのバンドにとって、フィル・ライノットの無類の伝説にインスピレーションを求めることは特に驚くべきことでもないかもしれないが、GLYDERは盗作に身を落とすことなく、彼らのヒーローをうまく見習うことに成功している。崇高なギター・ハーモニーで覆われ、ガッツと正確さを合わせ持った彼らの楽曲は、「Jailbreak」の頃のThin Lizzyにタフネスを増し、(初期の)Iron Maidenにしばしば見られた男性的なメタリックなエッヂを加えたようなサウンドだ。本質的には、本作はツイン・ギターと切ないストリートの詩に溢れた、ロマンチックなロックン・ロールを辛抱強く待ちわびている人のためのアルバムだ。実際、くだらない作品で汚染された耳を掃除するのにこれほどいい方法はあまりない。KKKK』- 『Kerrang!』誌 2006年5月27日号、ドム・ローソンによるレヴュー。 |
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| 〜誕生〜 南アイルランドのウィックロー山脈にある小さな村出身の4人組、GLYDERの歴史は、「Funky Junction」という名のロック・バンドに始まった。当時18歳だったトニー・カレン(vo/b)と同じく17歳のデイヴィ・ライアン(ds)、そしてバット・キネーン(g/vo)を含むこのグループは、オランダやスカンジナヴィアのパブをサーキットして回っていた。その後バンドは解散への道をたどるが、トニー、デイヴィ、バットの3人は新たなる可能性に向け、共に活動を続ける。その一方で、バットはアイルランドのブルーズ・ロック・ギタリスト、エイモン(a/k/a Samuel Eddy)と親しくなっていた。そのエイモンを通じ、彼らは2004年、グレッグ・バーンズとテキサスのブルーズ・マン、ウィジョン・ホランドと組み、ダブリンで毎年行われているフィル・ライノットのメモリアル・ライヴ、『The Vibe for Philo』に「Trouble Boys」として出演する。 その数週間後、3人はエイモンのマネージメント会社『True Talent Management』と契約、3人編成というアイディアも試してはみたものの、彼らが求めるサウンドは4人編成のものだということに全員が気付いていた。ここでトニーとデイヴィの脳裏に共に学校へ行ったある男のことが浮かび、数回のジャム・セッションを経て、この19歳のギタリスト、ピート・フィッシャーがバンドの4人目のメンバーとなった。 |
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| 〜Hollywood〜 バンドはすぐさまダブリンの『Ashtown Studios』に入り、2曲入りのファースト・シングル「Lucky Strike」(w/ Run To The Sun)をレコーディングする。その頃バンド名はまだ決まっておらず、時間的な制約もあったためエイモンの提案に従ってHollywoodというバンド名で、1000枚限定でこのシングルをリリースする。地元の『Hot Press』誌の賞賛を受けたこのシングルは国営ラジオでもオンエアされ、バンドはアイルランド国内で業界の注目を集めていく。 その後数ヶ月をアイルランド中でのライヴ、ソング・ライティングとレコーディングに費やしたバンドに、2005年1月、Thin Lizzyのアイルランド・ツアーのオープニング・アクトの座を獲得したとのニュースが届く。既にデビュー・アルバムに向けて10曲以上がレコーディングされていたが、バンドはこの中から何曲かをツアー用のEPとしてリリースすることにする。未だHollywoodという名のもと、この「Black Tide Silver Path」を携えてThin Lizzyのツアーに参加したバンドは、各地で集まったオーディエンスに強烈な印象を与える。(Thin Lizzyのジョン・サイクス(vo/g)は彼らを評して「最高のサポート・バンド」と発言) |
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| 〜デビュー・アルバム〜 しかしながら、最大の成功はこれから訪れようとしていた。3月にエイモンは伝説的なロック・プロデューサー、クリス・タンガリーデス(Thin Lizzy、Black Sabbath、Judas Priest、Ozzy Osbourne、Gary Moore、Y&Tなど)にアプローチ、バンドのEPと15分にわたるバンドのドキュメンタリーを手渡すと、それらを非常に気に入ったクリスはバンドのデビュー・アルバムをプロデュースすることに合意する。一方でこの頃、バンドは名前をGLYDERと改めることを決意する。 こうして制作され「Glyder」と名付けられたアルバムは、2006年、フランスのBad Reputation Recordsからリリースされ、イギリス並びにヨーロッパ全土で絶賛された。また、ミュージシャンからも「GLYDERのデビュー・アルバムはここ何年もの間に聴いた中で最もパワフルで、メロディックで、多様なアルバムだ」- デイヴ・アンダーソン(Hawkwind)、「彼らの発しているヴァイブが好きだ。少しだけLizzyで、少しだけブルーズな、最高のロック/ハード・ロック」- ジェフ・ウォーターズ(Annihilator)といった賛辞が寄せられた他、Def Leppardのジョー・エリオットが「2007年には彼らをツアーに起用したい」と表明、「Glyderをチェックしてみろ」と事あるごとに発言するなど、多くの注目を集めている。 |
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| 〜ヨーロッパを席巻〜 『Kerrang!』誌では頭書のアルバム・レヴューに加え、ライヴ・レヴューでも5Kという最高評価を獲得。他にもヨーロッパのあらゆるロック誌でレヴューやバンド紹介が行われた結果、バンドはアイルランドで最もホットなロック・バンドとして大きな注目を集める。また、『Classic Rock』誌では1ページの記事が掲載(2006年5月)され、更に同誌のサンプラーCDにも"PUP (Pretty Useless People)"が収録(2006年6月)されたことで、バンドは国際的にもロック・ファンの注目を集めていく。 2006年夏には、バンドは電波の世界へも進出、Iron Maidenのブルース・ディッキンソンがホストを務めるBBC Radio 6の『Rock Show』で定期的にオンエアされる。更に、"PUP"はイギリスのほとんどのロック番組でプレイリスト入りした他、ノルウェー、スウェーデン、イギリスの国営放送に加え、世界中の数えきれないラジオ局でオンエアされた。また、同曲のビデオはアイルランドの新しいTV局、Channel 6で25回もオンエアされた他、『video-c.co.uk』のチャートで数あるメジャー・バンドを押さえてNo.1を獲得した後、5週連続でTOP 10圏内をキープする。 |
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| 〜積極的なツアー〜 7月末からはThe Answerと共にアイルランドをツアー。更にはフィル・ライノットの銅像の1周年記念ライヴなどにも出演する。(フィル・ライノットの母、フィロメナは「彼らを見ていて、昔フィリップを見ていたときと同じ興奮を味わった」と『Sunday World』紙(アイルランドの全国紙)に語った) 9月に「PUP」をシングル・カットすると、続いて10月には初のイギリス・ツアーへと出発。11月には、バンドはコンペティションを勝ち抜き、イギリスでThunderのオープニング・アクトとしてプレイする機会を得る。本来はイギリス国内からの応募のみを対象としていたことを考えると、アイルランドという外国出身のGLYDERにとっては大きな出来事であった。マンチェスター、ニューキャッスル、シェフィールドの3箇所で行われたこのツアーで、バンドは非常に大きな成功を収める。 続いてバンドはアイルランドの国営ラジオ局、2FMのダン・ヘガティの番組用に"Over & Over"、"PUP"、"Neutral Coloured Life"、"Sweets"の4曲をレコーディング、12月11日の放送でオンエアされる。 |
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| 〜日本デビューから更なる躍進へ〜 そして、日本とアイルランドの外交関係開設50周年を記念した『日本におけるアイルランド年』の2007年、イギリス、欧州を席巻してきた彼らの待望の日本デビューが実現。輸入盤から約1年遅れでリリースされたにもかかわらず、新たなる大器の出現とかなりの話題を呼んだ。3月には再びThunderのオープニング・アクトとして今度はヨーロッパ・ツアーに同行、7ヶ国11都市でプレイする。ツアーのオフを利用して南フランスはテュシャンで曲作りとリハーサルを行ったバンドは、帰国後ニュー・アルバム「Playground For Life」のレコーディングを開始。途中、6月にイタリアの『Gods Of Metal』フェスティヴァル(他の出演者はMotley Crue、Velvet Revolver、Scorpions、Thin Lizzyなど)への出演を挟みつつ、7月にはレコーディングも終了する。 再びクリス・タンガリーディスの手によってミックスが行われたこのアルバムは、アートワークをMarillion、Judas Priest、Iron Maiden、The Darknessなどの作品で知られるマーク・ウィルキンソンが担当。『Classic Rock』誌のサンプラーに提供(2007年9月)されたSimon & Garfunkelのカヴァー他をボーナス・トラックとして追加収録して、2007年10月にSPIRITUAL BEASTより世界に先駆けてリリースされる。再び、彼らの躍進が始まろうとしている…。 |
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*ディスコグラフィ |
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| *ラインナップ (l.to r.) Davy Ryan - Drums、Tony Cullen - Vocals and Bass、 Pete Fisher - Guitar、Bat Kinane - Guitar and Backing Vocals |
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